見えないところが危険!ネズミによる配線被害の注意点

ネズミ被害と聞くと、 天井裏の物音や悪臭といったイメージを持つ方が多いかもしれません。 しかし、実際の現場で最も危険で、しかも気づかれにくい被害がネズミによる“配線被害”です。配線は壁の中や天井裏、床下など、普段目にすることのない場所に通っています。 そのため、被害が進行していても気づかず、ある日突然「停電」「電化製品が動かない」「最悪の場合は火災」といった深刻なトラブルにつながることもあります。 今回のコラムでは、ネズミによる配線被害の実態と、見落とされがちな注意点について、詳しく解説します。
なぜネズミは配線をかじるのか?
理由① 歯が伸び続ける習性がある
ネズミの歯は、一生伸び続けるという特徴があります。そのため、歯を削るために硬いものをかじる行動が本能的に必要なのです。 木材だけでなく、電気配線、通信ケーブル、給湯器やエアコンの配線も、かじる対象になります。
理由② 暖かく、隠れやすい場所に配線がある
配線は、天井裏、壁の内部、床下といった、ネズミにとって快適で安全な場所に通っていることがほとんどです。 つまり、ネズミが住み着く場所と、配線が通っている場所は“重なりやすい”のです。
ネズミによる配線被害で起こるトラブル
電気が突然つかなくなる
配線の被覆(カバー)をかじられると、内部の導線がむき出しになったり、断線したりします。 その結果、特定の部屋だけ電気がつかない、コンセントが使えない、ブレーカーが頻繁に落ちるといった症状が起こります。
漏電・ショートによる火災リスク
最も危険なのが、漏電やショートによる火災です。 ネズミがかじって露出した配線に湿気やホコリが付着すると、火花が発生し、発火につながる可能性があります。実際に、ネズミによる配線被害が原因の住宅火災は、決して珍しいものではありません。
修理費用が高額になりやすい
配線被害は、「かじられた部分だけ直せばいい」というわけにはいかないケースが多いです。 ・壁を開ける必要がある ・天井を一部解体する必要がある ・被害箇所が複数ある など、工事が大がかりになりやすく、費用もかさみがちです。
こんな症状があれば要注意!見落とされがちなサイン
次のような症状がある場合、すでに配線被害が進行している可能性があります。 ・天井裏や壁の中からカリカリ音がする ・夜になると物音が増える ・電気が一瞬チカチカする ・ブレーカーが原因不明で落ちる ・家電が突然壊れる 「たまたまかな?」と放置せず、一度は専門業者に確認してもらうことが重要です。
寒い時期、ネズミの配線被害が見つかりやすい理由
ネズミは寒くなると、暖かい家の中に侵入します。 寒い時期に、家の中に住み着いている巣作りが進み、行動範囲が広がるという状態になりやすく、配線被害が目立ち始める時期です。 また、春になると繁殖が始まり、被害が一気に拡大するため、冬は対策の分かれ道とも言えます。
配線被害は「駆除だけ」では防げない
よくある失敗が、「ネズミを追い出せば解決」と考えてしまうことです。 実際には、侵入口を塞がず、配線の保護をしないままでは、別のネズミが再侵入して同じ被害を繰り返す可能性があります。 重要なのは、駆除+侵入口封鎖+再発防止対策をセットで行うことです。
プロが行うネズミ配線被害対策とは?
専門業者では、次のような対応を行います。 ①ネズミの侵入経路・巣の特定 ②被害状況の確認(配線・断熱材など) ③駆除・追い出し作業 ④侵入口の封鎖工事 ⑤配線まわりの保護・点検 見えない場所だからこそ、経験と知識が重要になります。
こんな方は早めの相談をおすすめします
・天井裏の音が気になっている ・ネズミ被害を一度でも経験した ・電気トラブルが最近増えた ・築年数が10年以上経っている 1つでも当てはまる場合、被害が拡大する前の対策が重要です。
まとめ
ネズミによる配線被害は、気づきにくく、しかし非常に危険な被害です。 見えない場所で進行し、火災や漏電につながるリスクがあるので、放置すると修理費用が高額になります。「まだ大丈夫」と思っている今が、実は一番対策しやすいタイミングです。 寒いうちに状況を確認し、必要であれば早めに対策を行うことで、春以降の被害拡大を防ぐことができます。 ネズミ被害や配線トラブルが気になる方は、お気軽に経レスキューハウスへご相談ください。見えないところこそ、早めのチェックが安心につながります。

- 2級建築施工管理技士
- 白あり防除施工士
- 雨漏り診断士
- 蟻害・腐朽検査士
- 耐震診断士
現場で培った経験と専門知識をもとに、目に見える症状だけではなく、その原因まで見極めた適切な修繕・メンテナンスを重視している。本メディアでは、雨漏り、屋根・外壁、防水工事、シロアリをはじめとする住宅トラブルについて、「どのような状態なら修理が必要なのか」「どのような施工方法が適切なのか」「信頼できる業者をどう選ぶのか」といった疑問を専門家の視点から解説する。






























